東京上京物語3

姉が住む部屋は線路沿いにある古びたアパート。
その名も「フラワー荘」
全国に何件同じ名前のアパートがあるのだろう。
中に入ると4畳半ほどのキッチンと6畳の和室。
お風呂とトイレが別になっていたのはせめてもの救い。
「東京に来たらここで生活するのかぁ」
後に知ることになるのだが、
山野の寮に比べればパラダイス。
仕送りをしてもらう分際で贅沢は言ってられません。
その日は姉が作った食事を済ませお風呂に入り
山野がある代々木までの行き方を聞いて就寝。
そして試験日当日。
迷うことなく代々木に到着。
学校を見た第一印象は
「結構古びた学校だな」
会場に入りまずは筆記試験。
確か国・数・英・社・理の5教科。
中学生レベルの問題だったので楽勝。
そう、少年Tは中学までは成績が良かったのである。
そして面接。
志望の動機などを聞かれ無難に答えると
「健康面に問題はないですか?」
「はい!いたって健康です!」
「その割には遅刻早退が多いようですねぇ」
(まずい、担任のやつそのまま書きやがったな)
「はい、胃腸が弱くて・・・」
もうめちゃくちゃです。
胃腸が弱いのは嘘ではないのだが
遅刻早退はただのサボり。
家を出ると学校には向かわず行きつけの喫茶店へ。
モーニングセットを注文し
10時くらいまで時間をつぶしていた少年T。
その後学校へ行き4人メンツがそろうと
麻雀をする為に早退。
そんなことをしょっちゅうしていたのである。
高校なんて卒業出来れば良い。
そう思っていたので
専門学校の試験に影響が出るとは
想像もしていなかったのである。
面接が終わり
「ダメかもしれない」
そう思いながら姉との待ち合わせ場所の原宿へ。
少年Tの姉は原宿で働いていたのです。
このとき食べたファーストキッチンの
ベーコンレタスバーガーの味は忘れません。
しばらくすると姉がやって来て
「会社見て行ってみる?」
おそらく会社の人に「連れて来なよ」
とでも言われたんでしょう。
案内され会社の中へ。
人見知りで恥ずかしがり屋の少年T。
ぞろぞろと集まって来て
「弟さん?かわいいねぇ」
「お姉ちゃんに似てるね」
どちらも少年Tにとっては褒め言葉にはなりません。
「は、はぁ・・・」
すると上司らしき人が
「せっかく来たんだから
今夜どこか遊びに連れて行ってあげるよ」
東京の夜の遊びってどんなんだろう。( ̄▽+ ̄*)
田舎だとボーリングに行ったり海で花火をしたり。
お店って言っても焼き鳥屋と天神のディスコ。
待ち合わせ時間を聞いて一旦アパートへ。
その前に絶対行きたいお店があったので吉祥寺へ。
そこは当時彼がハマっていたバンド。
ストリートスライダースのギタリスト、
蘭丸こと土屋公平氏が良く行くと言う噂のお店。
アジア系の雑貨等を扱っている「はるばる屋」
駅から結構近かったのにかなり迷いはしたが
なんとかお店にたどり着きアクセサリー等を購入。
「地元に帰ったら同じバンド仲間に自慢するんだ!」
その当時の少年Tには
お土産で買って行ってあげるという発想はなかった。
荷物をアパートに置きに行き再び姉の会社へ。
そしてそこから向かった先は赤坂。
そこで人生初のものを目にするのである。
つづく

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投稿日: 土曜日, 9月 8th, 2012@ 6:10 PM
カテゴリー: ヒストリー.




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